多くの人は
他者からの優しさを望む
また他者に
優しくあろうとする者もいる
でも
優しさとは何だろう

本当の優しさには
強さが伴う
他者のために
己を犠牲にするだけの
強さが要る
心も体も強くなければ
優しくはなれない

他者に優しさを求めることは
私のために自分を犠牲にしてくれと
それだけの強さを持ってくれと
他者に求めること

もし僕がこの先
もっと歳をとって
歩けなくなったり
癌になったりしても
周りの人に優しさを求める
資格があるだろうか

今までにたとえ僅かでも
自分を犠牲にして
重い病気や障害で苦しむ人を
支える手助けをしただろうか

そのことを思えば
僕は他者からの優しさを
望んではいけないのだろう
それは仕方のないことだ
僕にはそれだけの強さが
なかったのだから

淋しいけれど
やむを得ないことなのだろう