群れからはぐれた
ネズミイルカの
黒くつぶらな瞳に映る
哀しみの色は
夜の海に宿る
月の魂を
今でも凍りつかせて
水面に踊る波の間に
繋ぎ止めているか
遥か高き峰々を
一羽越えゆく
渡り鳥のように
茫漠たる荒野を
独り歩き続ける
旅人のように
波と潮の行き交う
大海原を
懐かしき仲間達の
声を求めて
ネズミイルカが
一匹
月の魂に見守られつつ
泳ぎ去る
暗い夜の海原
寂しげな水音を
とぎれとぎれに
闇に零して
行き先の見えぬ
隔絶の海路を
ネズミイルカは
たった一匹
泳ぎ去る
ネズミイルカの
黒くつぶらな瞳に映る
哀しみの色は
夜の海に宿る
月の魂を
今でも凍りつかせて
水面に踊る波の間に
繋ぎ止めているか
遥か高き峰々を
一羽越えゆく
渡り鳥のように
茫漠たる荒野を
独り歩き続ける
旅人のように
波と潮の行き交う
大海原を
懐かしき仲間達の
声を求めて
ネズミイルカが
一匹
月の魂に見守られつつ
泳ぎ去る
暗い夜の海原
寂しげな水音を
とぎれとぎれに
闇に零して
行き先の見えぬ
隔絶の海路を
ネズミイルカは
たった一匹
泳ぎ去る