過去は変えられないが
未来は変えられると
よく人は言う

だが己の意思の及ばぬことで
未来が変わることもある

そして人の意識が
現実に意味を与えているならば

意識が変われば
過去の意味も変わる

人の意識が
未来に何が起こるかで
変わるのであれば

人にとっての過去とは
不確定な未来に由っている
とも言える

我らは皆
時の俘虜

意味の定まらぬ過去と
不確かな未来とに囚われ

期待や後悔の牢獄に
閉じ込められ
自由を奪われ

鉄格子の嵌まった小窓に
切り取られた景色しか
見えない

だがその牢獄の鍵を持つのは
己自身

鍵の在処を探さなければ
己自身の
自由のために