人はみな
手を伸ばす
愛する人へ
愛されたいと
想う人へ
悲しむ人へ
苦しむ人へ
困難の中で
立ち尽くす人へ
そして時に
自分でもままならぬ
怒りにとらわれる人へ
そうやって人は
人へと手を伸ばす
それでも
伸ばした手の
届かぬときもある
届かぬときのほうが
多いかもしれない
そうであっても
人は手を伸ばすことを
やめることはない
諦めることはない
なぜなら
手を伸ばすことが
即ち「生きる」
ということだから
手を伸ばすことが
生きている証だから
だからたとえ
届かぬ手の痛みに
うち震えても
涙しても
激しい炎に
焼き尽くされた
不毛の大地にも
絶えることなく
芽生える草の如く
人は生きている限り
人に向けて
未来に向けて
手を伸ばし続ける