その後藤浪が吉村に四球を与えた後に暴投の間に追加点を取り、六回には藤浪を引きずり下ろし代わった高宮を攻めて安藤が登板し、内川をサードゴロにとったが急造三塁手の西岡剛が二塁に投げてセーフとなりフィルダースチョイスの間に一点、仕上げは李大浩(イ・デホ)の詰まった当たりがショート後方に落ちるラッキーヒットで二点を追加し、大隣は七回で降板し、八回は五十嵐亮太、九回はデニス・サファテが一点返されるも二戦目に次ぐ勝利を挙げた。
思うに一戦目はスタンリッジの自滅みたいなものだし、阪神がラッキーだった。
その流れを変えたのが3年目の武田翔太。
スローカーブやスライダーや150キロの速球を織り交ぜて阪神打線を翻弄し六回二死まで完全にノーヒットに抑えたのが大きい。
あれで流れがソフトバンクに行ったのかなと思う。
秋山監督も「甲子園で勝てたのが大きい」と述懐している。
本拠地に帰れば自分たちの試合が出来る。
一方武田に翻弄され、大隣にも翻弄された阪神は完全にソフトバンクの捕手細川亨の手の内で遊ばれている。
打線は寸断され、流れを向こうに渡さないしたたかさを見せている。
打撃は190でもリードが完璧ならば捕手としては合格である。
阪神は完全に勢いを消されてしまい、ヤフオクドームで勝てる気がしない。
エラーまで飛び出すなど、肝心な時の勝負弱さが顔を出している。
いいとこなしに負けている。点差以上に。
これなら甲子園に帰るまでにやられてしまう確率が高い。
藤浪はやはり立ち上がりとコントロールが悪すぎる。
もっと走り込みや投げ込みをしないと信用が得られない。
まだ素質だけでやっている感がある。
それにしても一戦目勝っただけでそれ以降ショボンならソフトバンクを含めたパのチームに『セの野球レベルはこの程度』と、舐められてしまう。
武田の投球を見てセの他球団は阪神打線を抑えるヒントを得たかも知れない。
こうなれば来年は期待できない。とことん丸裸にされて成績が下降し、優勝争いどころか三位にも入れない。
エースやクローザーや主力打者が外国人のチームは脆い。
甚だショックなニュースも流れて来た。
未来の大砲候補の森田一成を戦力外通告したからだ。
これで阪神は中軸打者を我慢して育てる気はさらさらないというのが分かった。
あのインケツハゲガイコツ負広GMが、「守れない選手は要らない」と判断しての事だが、それならどんな選手なら使うんだよ。松井秀喜か⁉︎イチローか⁉︎そんな類稀な才能を持った選手など三億人に一人いるかいないかだぞ‼︎
育成枠も廃止の方向に進めているらしく、また育成選手が切られた。
他所から連れて来たり外国人に頼るチームに先などない。
目先しか考えないバカなフロントとその手下のインケツ負広など阪神のガン細胞に過ぎない。
やはりこんなんじゃ勝てないという例を見せたのが昨日の試合である。
多分今日も期待薄である。岩田稔は幾ら好投しても援護がないことがあるし藤浪ほどではないが立ち上がりも悪い。
負の連鎖反応は止まらぬままかも知れない。やはり阪神って期待を裏切るペーソス溢れた球団なのね。勝ちより負けが似合うという。
ソフトバンクホークスは九州の読売ジャイアンツだと考えれば良い。
金にあかせて他球団の選手を引き抜く、今日打点を挙げた内川も元横浜、四球から二塁に行き藤浪の暴投で生還した吉村も元横浜、ダメ押しのタイムリーを打った李大浩も元オリックスである。
明日投げるソフトバンクの先発の中田賢一も元中日である。
まさに他所から引き抜いた選手が主役で、生え抜きは柳田、明石、松田、中村、今宮と脇役タイプである。(柳田は中軸を打てる素質はあるし松田も中軸だが)
かって恐怖だった松中、小久保、城島と言った生え抜きビッグネームからすると些かスケールダウンは否めない。捕手も細川亨は元西武だし。
寄せ集め度はまさに西の読売ジャイアンツである。
そんなチームでもバランスが取れているのはチームワークがあるからだろう。
個の力とだらけたキャンプをする阪神とは一枚も二枚も格が違うというのが総括である。本拠地での強さもハンパない。
やはり大舞台を経験しているしていないの差が出たというかなんというかである。
それに阪神は優勝した訳でもないし、クライマックスで読売が本調子でなかったのも勝てた原因かも知れない。
やはりクライマックスシリーズって日本に合わない制度である。
本当の強さが測れないからである。メジャーでも勝ち進んだロイヤルズがサンフランシスコ・ジャイアンツに追い詰められているし。メジャーならばワイルドカードは適合している。しかし日本向けではないとだけは言っておこう。