愛知県図書館は正式名称を愛知芸術文化センター愛知県図書館といい、名古屋市立鶴舞中央図書館に次いで愛知県内二位の蔵書数を誇る図書館です。かつては現在のオアシス21の地点にあったんだとか。地上5階・地下2階の建物で、現在はその地上部分のみに立ち入ることができます。愛知県図書館のトイレはすべてのフロアに一つずつ設けられており(地下は不明)、5階を除いて身障者用トイレがあります。1階のトイレと5階のトイレのみイレギュラーな構造をしており、2~4階のトイレは全て同じ配置です。

概要

 各階のトイレについての詳細な取材は多客混雑のために行っていないのでうろ覚えです(´・ω・`)。。。ここでは様々な階で撮影した画像をごちゃ混ぜでお届けします。

男性用トイレ―小便器

 こちらをご覧ください。小便器はTOTOのストール小便器(中形)、U307Rが4台の設置です。配置こそ異なれどどの階もこれは共通だったはずです。U307RというのはU307の形状変更品で、少し丸みを帯びた形になりました。特筆すべきは統一感を出す気が一ミリも見られないセンサー達です。全部違うセンサーです。手前の2つはどちらが新しいものなのでしょうか?多分どちらかは施工当初から変わっていないのだと思いますが…

 奥の2つに至ってはメーカーが便器と異なりINAX製です。もちろん両方違うセンサーです。全部バラバラの時期に故障したものと思われます。

男性用トイレ―大便器

 こちらが大便器たちです。洋式はTOTOの腰掛式サイホン便器、C21で統一されています。便座はウォシュレットと普通便座のものが混在しており、格差が存在しております。和式はTOTOの和風床上給水便器(フランジ形)、C750VFが設置されていました。写真にも映り込んでいますが、小物を置ける小さな棚がついています。ドアにフックも付いているので荷物の置き場にはあまり困らないかもしれません。

男性用トイレ―洗面器

 洗面器はTOTOの品番不明品(エバジオンシリーズ)が設けられています。ゴージャスな感じでいいですね。蛇口や石鹸が出てくるところも小便器のセンサーと同様チグハグになっています。

身障者用トイレ

 こちらが身障者用トイレです。1階から4階のみに存在します。大便器はTOTOの腰掛式便器、C48SRが設置されています。車椅子用の便器ではないようですね。

 洗浄は壁の靴べら型押しボタンか床の足踏みボタンで行います。足踏みボタンというのも最近の便所では見かけないですね。いずれ見られなくなってしまうのでしょうか。

 こちらが身障者用トイレの手洗器です。TOTOのそで付手洗器(小形)、L21Nが設置されています。小さいですね…。遥か昔に廃番になっていたのだろうと思って調べてみると2013年まで販売されていたというので驚きです。INAXにもL-30という同等品が存在するのですが、こちらは1984年に廃番(後継品のL-30Nは1999年廃番)になっています。蛇口はSANEIのものでしたが、他の階がどうなっているかは調査していません。蛇口が手洗器に比べてやけにきれいに見えるので元々はTOTOの蛇口がついていたのかもしれません。

 反対側を見るとこうなっています。巨大なベンチ、ゴミ箱(サニタリーボックス?)、鏡、ベビーシートが設置されています。恐ろしいことに先述のL21N以外に手を洗える場所は設けられていません。鏡の下に大きめの洗面器を付けておいても良さそうに思えますが…あ、あとドアは自動開閉です。滅多に聞かないような騒々しい音を立てて開閉します。

(2024/04/13 調査)