なんにも知らないままでも
知ってしまった今でも
何一つ変わらないまま
時間だけが過ぎ
時代の流れは
私の心をほっぽって
躰を
はよ行けやと
押してくる
年ばかり重なって
周りに併せて得意になっていたけれど
心を取り戻した途端
何もかもが
ハリボテ…
夢の一欠片すら
見つけても
拾ってもいなかった
軽すぎる人生
甘ったれた世の中
芳醇に香る酒のような決まりごと
あぁ、なんて平坦でつまらない道だろうか
皆が
皆が
そればかりに固執した空間は
同じ色でなければ許されない
つまらない
本当につまらない
はぁ…やり直したい…
何も、かも…
梟霊
