小さな小窓を見つめる
逃避するにはあまりに小さなそれは
今や
私の傍らに無くてはならない
手のひらの中
ころりと転がる粒
5つ
持病もあるが
一粒だけは無くてはならない
それは
荒れ狂う心を鎮め
恐怖や嫉妬を忘れさせ
誰かが背中からスッと抱きしめ
そのまま静かな場所に落ちていく
気がつけば朝
何度、見つめた天井が
夢、幻であってほしいと願ったことか
それでも
現実は、其処にある
あぁ…苦しまず逃れたのなら…
浅はかな考えだ…
視線が嫌いだ
祭りも嫌いだ
酒も、煙草も
自分の誕生日も、それを祝うことも
儀式も
嫌いだ
食べることは…好きだ。
静寂な空間も好きだ
災を眺めること、も好きだ
ただ、そんな自分自身は
嫌いだ。
暗闇に落ちるまでの間
小さな小窓から
遠くの誰かの何かを眺め
流す日々
いつかきっと
それすらも、煩わしくなるだろう。
あぁ…もし、目覚めなかったとしたら
その先で
私は、何をしているのだろうか…
何を、しているのだろうな…
by梟霊