僕は
無性に、雨の音を聞きたくなることがある
悲しいわけでもない
嬉しいわけでもない
むしろ
何も聞きたくない
そんな時間が
幾度かあれば
その音を求めてしまう
なぜだろう
なぜだろう
僕は
無性に、流れる水の音を聞きたくなることがある
寂しいわけでもない
楽しいわけでもない
むしろ
一人にしてほしい
そんな時間が
幾度かあれば
その音を、求めてしまう
なぜだろう
なぜだろう
大人になった
僕が見渡す世界は
あまりにも小さい
その疑問の答えも
科学的なのか医学的なのか
つまらない答えとして立証されてしまうだろう
でも
でも
もとめてしまう
もっと
もっともっと違う答えを
幻想的でもない
現実的でもない
なにかそう
ふわふわと浮ついて
でも
しっかりと立っている僕に向けられた
ひとこと・・・
それは
他の人を
もどかしくしてしまうと理解している
ただ、なぜだろう
あの波の音を聞いていると
虚ろなままに
求めてしまうのだ
by梟霊