一人で浴びた
朝陽は
痛かった…
あなたのいない
この道は
寂しかった…
騒々しさが去った
瓦礫の浜で
独り
さざ波の声に
消されるように
泣いた…
誰もいない
誰もいない
その場所は
ついさっきまで
街灯が
道を
照らしていた…
気が付いて
初めて
死にたいと想った
それに矛盾して
必死で駆けていたときは
生きたいと願っていた
そんな
ご都合主義の私が
嫌いになった
散って逝った
過去の人
散って行った
今の人
案外
脆い
つながりという糸
振り返っても
振り返っても
そこはもう
同じ名前というだけの
違う
故郷だった
独りで浴びる
朝陽は
冷たかった
一人で歩く
その道は
虚しかった
何事もなかったかのように
そこに道があり
人が歩く
物陰に隠れて
ひっそりと
泣いた
止まったまま
所々が錆びついた時計
その…
思い出を握り締め
過去形になってしまった
恋を
思い出しながら
by梟霊