真っ白な空白
心の中も
そうであったなら
いいな
真っ白な空白
考えることも
思うことも
そうで、あったなら
いいな
誰かに
何を
伝えたいのかも
孤独を羽織った
その瞬間から
億劫で
面倒で
夢が
その輝きを失って
腐り
落ちてくる
泣きたいとか苦しいとか
そんなこと
もう…どうでもいい
どこまでも広がっていく
この失望
いつまでも見下ろしてくる
この感情
どうしてくれようか
どうして、くれようか
真っすぐな道なんて
どこにもない
なぜなら、星は丸いから
真っすぐな道なんて
どこにもない
なぜなら、この地上には端があるから
もしも私の心が
あなたに真っすぐなら
こんなにも悩まないのに
もしも私の想いが
あなたに真っすぐなら
こんなにもうつむかないのに
歩く道は
いつまでたっても滑らかじゃない
凸凹で
あやふやで
険しい
あぁ…
あなたの背が
遠くなっていく
離れていく
流れるように
夢・憧れも、目標も、あなたも
無くなっていくの
さっきまで
息ができないくらい苦しくて
痛いくらい熱い片方の手が
赤いリンゴがはじけた瞬間に
何もかもが冷たく
色褪せて
閉じていく
暗く、黒く
それが、
理解できない
どうして…
あなたはそこにいるのに
真っ白な鼓動は
僕に現実を突きつける
静かな、静かな世界を
見せつける
真っすぐな古道は
懐かしさで僕を撫でてくれる
幸せで、暖かな思い出
器から零れ落ち流れ出る
理解されなくても
いい
理解が追い付かなくても
いい
誰を
困らせようと
誰かを
泣かせようと
怒らせようと
僕の映した世界には
この風景は
あまりにも汚れすぎた
もし…
神様のような力があったなら…
人間なんて、創らなかったのに…
僕、なんて
生まれなかった、のに…
あぁ…憎い
どこまでも
どこまでも…
鏡に映る僕自身ですら
憎い…
梟霊