必死に助けを求めても
見向きもされず
必死にしがみ付いても
払い落とされる
人として
生まれてきたことに
これほどまでに後悔し
これほどまでに憎悪した
ことはないだろう
だた
不意に冷静になって
周囲を見渡せば
灰が舞い踊る
焼け跡と
何かに縋る様に
焼け落ちた
人間の炭姿が転がっている
戦争とは何なのか
戦争とは
何なのだろうか
踏みつぶさなければならないものなのか
奪わなければならないものなのか
それとも
ただの大人の誇りというものの
巻き添えなのか
遊びなのか
ふざけるなよ…
こんなことになると知っていたのなら
人になど
生まれては来ない
なんと
愚かで醜く
不愉快な生き物か!!!
ただ…
そう思っていても
生きるという本能には逆らえず
抗えず
みすぼらしく生き延びて
口を
噤んだ
耳の奥底から
あの耳障りな轟音が消える
その時まで‥‥
by梟霊