花筏 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください




無音
心音すら聞こえない
ただ、眼の前の色ばかりが通り過ぎる
何もない大海に
舞い落ちる花びらのような命
どこまで打ち上がるのだろう
無数の弾幕の中に
お前の笑顔を見た
故郷の桜を見た
帰りたいと
想ってしまった・・・
あぁ・・・
仲間たちが散ってしまう
あぁ・・・
仲間たちが、霧散してしまう
青の世界の中
朱い花びらとなって
舞い落ちていく

友は夢の中で笑う
不自由な身体を引きずって
私の心は宙を舞う
高く、高く、高く・・・
静かな大海原を望みながら
静寂の中を飛んでいるのだ
平和を
謳歌する時の空でさえ
私の見上げるべき空ではなかった
口を閉ざして
目を閉じて
心を閉じて
耳を塞いだ
暗い暗い暗い生を過ごす
通り過ぎた痛み
雨上がりの花筏
まるで
まるで・・・
まるで・・・
壊れた私は
壊れた声で
泣き始めた
帰りたかった場所が
帰りたくなかった居場所になってしまった
あのまま飛び続けていれば
せめて
仲間と共に
あの水面に浮かぶ命と同じく
輝いていただろう
望んだことと
望まなかったことが
逆さまに
私の首を絞めてくる
これが
後悔というのなら
あまりにも
あまりにも
贅沢な後悔なのだろうな・・・・




by梟霊