青年兵 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
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山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

青年兵




この鉛筆が
何も書かれていない白紙のページに
空を描けるようになるには
僕の銃口が
きっと他人に向けられることが無くなった時だ

もしも
その空に、星が在り
月が在り、色が付き始めるようになるには
僕の銃が、誇りを持ちながら
埃の中へ埋もれていなければならないだろう

そして
青白い砂漠の夜を
描きって、世代を超えて行くためには
僕の銃を、誰かが隠してくれるか
壊してくれない限り
永遠にない

僕の耳から
連打する足音が消える日々は遠い

僕の声から
敵という言葉が消える日は遠い

僕の引き金から
僕の両の手が下ろされる日は遠い

きっと・・・
僕と君
どちらか一人しか
この世界に受け入れられる隙間がないのだろう


この鉛筆が
何も書かれていない白紙のページに
短く刻む言葉が
最後だろうか
この鉛筆が
文字を刻む音が
最後だろうか
小さな明かりの下で
僕はなぜか泣いている
あの空を流れた星のように・・・



byキケロ