青い花 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

青い花





闇夜に立ち上る希望の光は
瞬く間に砕け散る
儚げに
落ちて行く
欠片たち
盛大に轟いた声は
君の背中に
消えて往く
その瞬間
僕の初恋は
終わった
君は友達のまま
歩き
僕は
僕は、どうなのだろう
独り、暗闇に溶け込んで
街灯の下で
汗に隠した涙を拭いていた

蝉の声
もみじの映える夕焼け
霜柱が聳える朝
立ち上がるふきのとう
巡る季節を感じながら
僕らは
歩いていた
届かぬ想い
蜃気楼の中に消えた
あの日の焔
遠くで楽しそうに笑う姿を眺めたまま
僕らは
それぞれの道を行くだろう
膨らんだ桜の蕾が
花咲くころ
この街に君はもう、居ない

取り残された僕は
何気ない日々を過ごす
笑うことも
怒ることも
悲しむことも
楽しむことも
出来る
出来ているのに
どこか
そっぽを向いたまま
何かを眺めていた
足りないもの
僕の中に
足りないもの
なんだろう・・・
歳を重ねるほどに
薄れてしまう
隠れてしまう
もどかしさが
降り出した雨の静けさと共に押し寄せて
泣き出した僕を覆い隠す

どうやって人を愛したのか
解らないんだ・・・

どうやって
人を好きになったのか
判らなくなったんだ・・・

アジサイの花に
次々と落ちて行く思い出は
未だに熱を帯びて
純白色の光を纏う
けれども
流せば流すほどに
こころの中に満ちていた
何かが
無くなっていくような気がして
僕を
あの日のように
孤独にするんだ・・・
いつの間にか傍に居た
温かな温もりも
見上げることが出来ないほどに
深く
深く
落ちてしまう
僕が居た・・・
水玉の中には
それを見上げる小さなアリの瞳が
大きく
大きく見開いて
不思議そうに触角を
動かしていた







byキケロ