流れ星の交差路 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

流れ星の交差路





肌寒い夜のこと
暗い部屋の中で
お互に小言でじゃれ合った日々
熱を帯びた吐息を
互に蓋をして
時を忘れた
私とあなた
あなたと私
どちらがなんてどうでもいいくらい
溶けあった、混ざりあった
見つめ合う視線の先に
今だけを見ている
今この時だけを映し出している
瞳がある
それを幸せといったのは
誰だったのだろう・・・

擦違い
離れ離れ
晩秋の木枯らしに
身をかがめ
居る筈のあの人がいない
部屋に帰る
テレビをつけても上の空
新聞をとってもただ開くだけで
静寂の中にあの日を
無理矢理に滑り込ませて
疲れた体を
さらに、痛めつけた
どうして
と、そればかり
巡り合ったはずの運命は
些細な枯葉に埋もれ
どんな姿だったのか
どんな声だったのか
どんな日々だったのかすら
虚しく消し去っていく

冬のある晴れた夜
世は、幸せに満ち溢れ
迫り来る未来の扉を
眼下に収めているというのに
私は、見上げていた
青白い月・・・
点々と散らばった星
その間を滑り落ちる流れ星
あの日々を思い出すたびに
視界は歪み
あふれ出す
忘れようと何かに没頭しても
ふとした瞬間に目の前に立っている
名ばかりの幻影だとしても
確かに在ったその記憶は
幸せだったと焼き付いて
離れない
あぁ、夜空の星よ
私を見守る月よ
あの人は今
どこに居るのでしょう
あの人は今
何をしているのでしょう
あぁ、流れる星よ
お前はいつかあの人に逢いに行くのだろうか
あぁ、流れ落ちる星よ
お前は、いつかあの人に逢ってくれるだろうか
もし逢ってくれるなら
いつか、いつかでいいから
再び流れるその時に
笑っているかどうかだけ
教えておくれ
あの日
愚かだった私へ
教えておくれ

縦に流れる涙には
うっすらと横切る星がある
けれども、決して
それに気が付くことは無いだろう
お互いに過ぎてしまった影ばかりを見つめ
流れる時を止めようとしてまで
あの交差路で出会い
光り輝いた一瞬を
重なり合った一時を
掴もうとする
其処にはもう
暗闇しかないというのに
彼等の瞳には未だ
願いという
流星痕が
淡く灯っているのだろうか・・・




byキケロ