果てなどなく、当てもなく、進む
塩の泉は、枯れるという事を知らぬ
血潮に塗(まみ)れ、船に揺れる男どもの夢は
枯れるという事を覚えぬ
どこまでも進み
いつまでも笑い
やがては、別れ・・・
そして
新たな夢(ひと)を乗せて
再び進む
見よ
あの背中を
見よ
あの背中を支える
輝きを
年甲斐もなく
大声で笑う
その背中に負う
夢、とは
君たちの言う
夢物語であろうか
幻想物語であろうか
否
幻と、世界とでは
重みは比べようもないだろう
今一度、問う
あの背に輝くものは
夢か
それとも
黄金の太陽か、と
恐れるな
少年よ
踏み出す足はどこへ行く
俯くな
少年よ
踏み締めた足の行く先は
何所へ続く
前を見よ
さすれば
教えてやろう
皆違えど
皆同じ
ただ一言
夢へと
続いているのだ
さぁ、行くぞ
果てなどなく
当てもなく
進む
蒼き砂漠のその向こうへ
さぁ、行くぞ
果てなどなく
当てもなく
進み続けるこの船と
影すら消える黄金の地図を握り締め
潰えた者たちを踏み越えて
誰一人成し得ぬ大業を
掴み取るために
byキケロ