終焔 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

終焔





屍のような森は
冷たい花を咲かせる
蒼色の空に舞う
澄んだ花弁は黄金に輝き
あの太陽の下へ帰っていく
私は
ただそれを
黙って見届けた

雪原を越えて
吐き出す白煙が
切り裂く風に散って逝く
滑らかとして
美しい一枚の白の中に
真っ直ぐに割って入る
私の足跡は
生きて進む
命の証そのもの
静寂を砕く
喜びの雄叫びは
その頂から
下々の村々まで一気に駆け下り
始まりの祈りを蓄え
各々の想いを乗せて
私を追い越していく

進め
進め
我が肉体よ
進め
進め
我が魂よ
生まれた理由も
生まれ落ちた奇跡も
今は唯
進むために有ったのだと
理解しろ

進め
進め
我が意志よ
進め
進め
我が命よ
生まれた意味も
生まれ出た軌跡も
今は唯
進むために有る焔であると
その身に刻め

例えそこに死があろうとも
例え、死を覚悟しようとも
進んだ末に辿り着いた結果だと
受け入れなければならない
振り返るな
振り返る前に
思い出せ
必ずそこに差し出された手があったはずだ
だが
おまえはここに居る
此処に来てしまったのだ
逃れる術も
受け入れる器量もないのなら
最早
諦めるしかないのか・・・
いや、諦めたうえで
進め
崖下に落ちようと
獣の餌となろうとも
進まなければ
先など見えない
進むからこそ
見えるのだ
祈るだけでも
願うだけでも
見えないものが
必ず其処に在る
この焔に終わりが訪れようとも
この歩み
止めてなるものか







by銀翼のキケロ