花ノ火
僕は、どこを見ているのだろう
僕は・・・
僕は、何を見ているのだろう
空高くゆらゆらと昇っては
弾ける空の花
散り際に魅せる夢、花の火
その向こうで
見下ろしている遠く小さな月
どんどんと胸を叩く大きな音
暗闇を押しのけるほどの花弁の輝きは
見るもの全てに降り注ぐ
僕は、どこを見ているのだろう
僕は・・・
僕は、何を、見ているのだろう
天が見惚れるそれか
その花に魅入る君か
途切れない笑顔を横目で眺めることに夢中で
七色に輝く君のその顔に夢中で
僕は、今、どちらを見ているのだろう
あぁ、僕は・・・
聞こえるはずのもの全てを遮って
何を眺めているのだろう
片方の手のひらから流れ込んでくる
幸せという名の温もりを握り締め
僕は、今、どちらを向いているのだろう・・・
わからない・・・
by銀翼のキケロ