孤高
頂に立ち
見下ろす景色の美しさ
孤独な幸せと
孤立する切なさ
それは、何よりも熱い
あの太陽が
知っている
山の上で、無意味に叫ぶ喜びは
平野の群れに馴染めない
僕の涙すら含んで
山々へぶつかり
返ってくる
あぁ、美しきかな
この世界
あぁ、くだらないかな
この世の中
生まれ、死ぬ
ぐしゃぐしゃに絡まった思考を
宙ぶらりんのまま投げ捨てて
無垢
無邪気のまま
無意味な声が木霊する
心地よさ
この一時を持ち帰って
この想いを抱いたまま
ゆるりと逝ければ
幸せなのにと
ふと、我に返って
人として、世界を眺め
惨めさに
足元を、見つめ
何もない青空を見上げ
そして、閉じた
by銀翼のキケロ