愛おしい人
他人を
見つめることなんて
理由がない限り
あるわけがない
眼の色をうかがって
何が面白いの?
そう、考えていた
だけど、初めて
見つめ合っていたいと思えた時がある
私が、心から愛していると
本当に好きで好きで
好きで、好きで
大声で、白昼堂々叫んでしまっても
恥ずかしくないと
言える人
言い切れる人
その人だけは
例え
この鼓動の時が止まってしまっても
ずっと見つめていたいと
願ってしまった
だって
愛おしい人
なんだもの
本当に
小憎たらしいくらい
可愛くて、温かな
人、なんだもの・・・
カラの空に
あの人を描き
冬の空に
あの人への想いを綴る
もう会えない
もう会うことも出来ない
その場所に居るであろう
あなたへ
思い返しては
熱い流れ星だけが頬を温め
それを拭う度に
キリキリと頬が痛む
後悔はあの雲の様に白く
どんな色にでも染まって
私だけを置き去りにした
あぁ、愛おしい人
もう一度
あなたの腕の中で眠りたい
あぁ、愛おしい人
もう一度
あなたの胸の中に
顔を埋めたい
叶わぬと知っていても
なんどでも、なんどでも
夢見てしまう儚さに
いつも
いつまでも
この胸は、締め付けられて
私を包む
見返りのない優しさを
冷たく
無意味なものに
変えていくの
あまりにも
あまりにも
幸せすぎたから・・・
あまりにも
あまりにも
悲しすぎたから・・・
本当に
小生意気に
幸せに、してくれた
愛おしい人だったから・・・
あなたのいない世界が
こんなにも広くて
寂しいものだったなんて
気が付いてしまった
by銀翼のキケロ