嘘の輪
世界の中心がどこか
ありふれた話
そんなものの場所がどこかなんて
判らない
けれども
屁理屈を並べれば
自ずと答えは自分となる
世界の果てがどこか
ありきたりな話
そんなものの位置が何所かなんて
解らない
だけれども
理屈を並べれば
自ずと答えは
自分と
ならないだろうか
正直なところ
中心と端っこなんてものは
対極で
お互に触れ合うことなんて
出来ないはずなんだ
あの
月と太陽の様に
重なりはしても
触れはしない
だけど
僕は知っている
一つの部屋で
たった一人存在した場合のみ
僕が触れたもの全てが
果てであり
僕自身が中心となっている
始まりと終わりが
たった一つしかないのは
多分
命を持ってしまったものの決まりのようなもので
おそらくそれは
この星が球であり
円ではないと知ったその時から
誰もが気が付いていたことなんだろうと言える
答えだ
そこから導き出される
もう一つの答えは
無限に道はあるという綺麗ごとの
本当の意味
この球の上で
どこでどう歩き
どう形作るかは
確かに無限だけど
幾ら真っ直ぐに進んでも
途中で止まっても
それが自分で描いた
一本の道でしかないということ
無限に道があるのではない
無限に選択肢があるだけで
辿り着くべき場所は
結局、自分自身なのだ
すなわち
生きるか死ぬかなんて
選択肢も
行くか行かないかなんて
選択肢も
歩み出した自分の答えで在り
結果だ
誰かが悪いわけでも
誰かのせいでもない
全ては
自分から始まり、自身で終わる
自分自身の出した答えの結果なのだ
裁判官が善悪を決めたとしても
他人が、いくら支えても
自分自身を否定しても
隠しても
偽っても
そして、死んでしまっても
その円が、道が、輪が
途中で途切れることはない
一本の輪
そんな顔をするな・・・
これは、この詩が歌う
答えの一つだ
私の答えだ
君の答えは
君自身に触れて
そして
辿り着けばいい
けれども。
忠告してやろう
人として生まれた痛み、苦しみ
悩み・・・
感情であらわされるすべてに
他人が
分かち合ったり
理解することに
100%はない
つまり、君自身が完全に理解されることは
絶対に無い
良き理解者というのは
解った
そういう錯覚が生んだ
嘘である
はっはっは、睨み付けるか!
良い!
良き事だ!
抗い、抗い続けてみればいい
さぁ、そこに扉がある
元の世界に
戻りなさい・・・
この場所は
君が来るべきところではないよ?
もっと、先
もっと、もっと先に
行きつくべき場所なのだから・・・
by死神キケロ