面影
忘れたくとも
忘れられない
忘れようとしても
忘れる事ができない
また一人に戻っただけ
それだけのことなのに
心も
身体も
あの人の体温
あの人の声、優しさを覚えていて
あの人のものが何一つなくなった
この部屋にも
必ずどこかに
面影が残っている
それが無意識の中で
私に手を振って
あの頃のよう抱きしめてくる
痛かった
心よりも深い何かが
悲しかった
心よりも深い何かが
だからそれが何なのか理解するまで
なんども
なんどでも
涙を流した
微かに
その人の名を呼びながら・・・
by幻想師キケロw