あなたのいないその場所は
好きという感情が途切れた
思い出としてだけ輝いて
思い出として漂って
寂しさを
名残雪のようにゆっくりと
ゆっくりとその面影を溶かしていく
あなたのいないその場所は
とても冷たくて
とても静か
笑い声に満ちた世界は
溜息によって曇ってしまう
現実
どうしてこうなったのかを
よく考えて
よく後悔している
重なったことに安堵して
時計ばかりを気にしていた
傍らに居ることに安堵して
月日ばかりを無駄にした
寂しく笑うあなたの背中
淋しく沈む明け方の月
二つの幻が
重なるころ
私は、眠り
私は、泣いている・・・
by幻想師キケロw