砂塵の果て
あるいても
あるいても
はてはかわらずそこにある
ふりかえるたびに
てんてんとつづく足跡も
また、はてよりしめす
自分自身の存在なのか・・・
熱くもなく
寒くもない
疲れというものもない
誰一人として逢わぬ
この砂漠には
希望も絶望もなく
誰かの意思に従って歩き続けることを
余儀なくされているように思えた
変わりゆくものも
変わらぬものも
往き付くところは皆同じ
砂という成れの果て
夢も思い出も
おそらく
現世で過ごすすべての事象は
この旅立ちへの
身支度なのだ
だからこそ考える
この砂塵の果てには
何が在るのか
何が待ち受けているのか
どこへ向かい
どこに行くのか、と
奇妙に湧き上がる好奇心
青空と黄金しかないこの場所に
求めるにはちっぽけで無謀
天国でも地獄でもない
この風景を刻んでいる
砂漠に立つものの受け止め方一つで
決まってしまうように思えた
せめて風が欲しい
せめて熱が欲しい
呼吸も鼓動も無用
あぁ・・・
この世界は
足りないものだらけだ・・・
by幻想師キケロw