変わらない朝 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

変わらない朝





年を越える日
人々が、家族や友人と過ごしているころ
私は、視界というものを
雪と闇に奪われた中を
前へ、前へと進んでいた

年を越えた日
人々が、そばを食べ
神社にお参りをする頃
私は、深い眠りのそこに居て
目覚ましで起こされている
その時から、一日の仕事が始まり
今日が
昨日から飛び越えた新しい日だということに
気が付かぬまま
身支度を整え
持ち場へ向かう

皆皆が、子供らや
親戚連
海外やその他もろもろを
楽しんでいるころ
降り続く雪を睨み
腕を組んで
考え込んでいた
曜日の感覚は途絶え
時間の感触は曖昧になる
日にちはただの数字でしかなく
祝日だのなんだのというものも
薄れてしまうものだ

それが仕事
これが仕事
可哀想でも
健気なわけでもなく
仕事
我々が居るからこそ
廻る物事が在るのだ
仕事を終えるころ
訪れる
変わらない朝
人々が動き出す前に
人目の付かない休憩所に逃げ込んで
仮初の夢へ
落ちていく
一途な誇りを握り締め




by幻想師キケロw