銀色の君 | 梟霊のブログ

梟霊のブログ

適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

銀色の君



誰よりも闇に近く
誰よりも黒を嫌う
君の背中
真っ白よりも灰色で
灰色よりも滑らかで
きらきらと輝いている
月の涙を
そっと散らして
輝いている

近付いても
近付いても
あなたの瞳は
私を見てはくれないの
どんなに触れても
どんなに投げかけても
あなたは
独り
あなたは
一人
あぁ、追いかけてはいけないんだ
そう、悟らせるほどに
冷たく
重たそうに
その翼を揺らした
姿の儚さ
ずっと空を見つめている
虚しさ
美しさとは裏腹に
どういうわけか
怒りがこみあげて
涙があふれ出す
自分勝手だと
自分勝手すぎると・・・

静かに流れる恋心
灯はそのままに
水音と共に遠く、遠く離れてしまう
弔うわけではないのに
わたしのこころが
どこかで
彼に終止符を打ったのだろう
押しつぶされるような愛の叫びが
夕闇に
幾度となく
溶けていく
それを、慰めたのは
淡い命の蛍でした

静かに流れた年月
別の誰かに灯した恋心
いつしか並んで
揺れていた
小さな幸せが並び
ともに星空を眺めた
綺麗だね
綺麗だね
飛び交うその言葉の中に
なぜか迷い込む君
銀色の君
その幻影(カゲ)がどこか懐かしそうに
笑っている
あなたは
今更何を伝えるために出てきたの?
そんな不愉快な疑問と
懐かしさを含んだ想いが
あの日の君の横顔と
今の私を
皮肉にも重ねてしまうのだ
心のどこかで願った
あなたの手を繋ぐ
夢と共に



by幻想師キケロw