指輝の言の葉
言葉とは、飛び出るものなのだろうか
言の葉とは、飲み込むものだろうか
言葉とは、戒めるものなのだろうか
言の葉とは、言の葉とは、言の葉とは・・・
独り
木陰で休む
仕事は、億劫で仕方なく
いつでも、サボることを考える
不意に眺めた
木漏れ日に
休む間もなく思い思う
あぁ、と大きく吐き出した
単調な音
それが、ひらひらと落ちて来た葉に
よく似ている気がした
幾ら時計を見ても進まない
昼下がり
何をしても、納得いかず
何をしても、納得してくれない
巡る、巡る季節の中
さらりと
ぽとりと
こぼれる言の葉に
なんだか色が在るような気がして
一枚抓まんで、何気なく眺めた
夏も冬も
春も秋も
何気なく、その一枚をとって
眺めてみた
街灯に
太陽に
木漏れ陽に
光る指先
そこに在る葉には
同じものなど、無かった
無いものの中に在るものと言えば
気まぐれに落ちてくる言葉だけ
風なのか
そうでないのかは判らないが
とにかく
気まぐれに落ちてくるんだ
ふらりと
さらりと、ね
だからきっと
言の葉とは、なにか大きな樹々の
一枚なんだよ
くだらない答えに
一応、満足した
立ち上がる
木漏れ日の外へ
歩き出した
風と戯れる落ち葉を
くしゃりと踏みつぶして
by幻想師キケロw