崖下の死に顔
君に在る罪悪感なんて
そんなもの
たった一言
原因なんてそれで十分♪
ねぇ、下を覗いてみて
私の顔
どうなってる?
幸せそうに、笑っているかな?
苦しい?
ねぇ・・・
苦しい?
ねぇ・・・
その人は
僕のせいじゃないと
繰り返していた
誰かも判らない名前を
幾つも挙げて
必死になって
黒いスーツにしがみ付いていた
自殺した後の世界を
あの子は見えているのだろうか
知っているのだろうか
崖下の死に顔すらない
砕け散った心身(カラダ)で
似たようなものは、どこにでもある
学校
職場
住宅街
死に怒る親人と
俯く人の波
真実を言うのが怖いのだろうか
真実がさらされるのが怖いのだろうか
皆一様に、俯いて
ボンドか何かで固めたような顔つき
それに群がる蟻のような
面白がっているカメラと人ごみ
理解しているような
親身になっている風な口調の他人
混ざり合った思考
疑心暗鬼漂う空間
たまらずに零れる笑顔の裏で
影だけが
同じことを繰り返す
誰にも見つけられず
誰にも悟られず
キープアウトの向こう側で
後悔と憎しみを抱えながら
なんども、なんども落ちていく
でも、どうしてだろう
その姿は
どれもこれも
空に手を伸ばしている
現実じゃない
気分的に
錯覚なのか
幻なのか
解らないけど
転がっていく眼球の先には
いつも、綺麗な青空が広がっているからさ
ねぇ、君はもしかして
探しているの?
憎しみだけが歩き出した先で
独り
こうならない未来を
もう、何をやっても
無駄なのにさ
by死神キケロw