どうして
そこには、我儘な自分が居た
大好きであるはずの
恋人のはしゃぐ姿
何気ないしぐさ
前向きな姿勢
羨ましいくらい眩しかった
でも、どうして・・・
僕は、彼女のようになれないのか
疑問をとんとんと突いた
徐々に冷めていく恋心
まるで
焚火のように静かに消えるのだろう
やがては
それを誰かが消してくれるまで
燻り続けるのだ
あぁ、僕は
なんて未練たらしい男なんだ
泣くことも出来ず
空のまま
あの群青色の空を眺めている
つまらない考え事
くだらない妄想
彼女が、僕の肩を叩くまで
問い続けた
僕に、足りないものを
探し出すために
ただ、手をつないだ瞬間
その記憶は
雪のように白く
ひたすら白く広がって
やがては消えてしまうのだ・・・
僕の意志とは関係なく、ね
by幻想師キケロw