崩擁(ホウヨウ)
それが夢なのか現実なのかも
判断できなくなった
午前二時
苦しさで、何度も立ち上がり
なんども横になる
湧き上がる感情は憎悪
思い出す光景は
愛猫の最後
慈愛と怒りが入り混じる
闇の間
握り締めた拳の中には
いったい
何が込められていたのだろう・・・
大切なものが
腕の中で
確かに
崩れていくのを
感じながら
私は思う
抱きしめていたもの
失いたくはないものを
今、確実に失っている
その先に
暗く、有り得ない未来が
ガラスの破片のように鋭く
希望を反射する様を
じっと
見つめるしかない現実に
目を背けた
by幻想師キケロw