失想
思い出の中に眠る
君の声
君の笑顔
昔々の
恋文を読み返す私には
泣くことしかできない
今の幸せを後悔しているわけではない
ただ、許されるなら
君とこの時間を過ごしたかった
その我儘が
この涙となって
頬を伝うのだ
思い出に灯る
君の声
君の背中
昔々の
伝文を読み返す私には
後悔だけが寄りかかる
今を生きる事を恥じているわけではない
ただ、行き場のない恋心が
大人になっても
老婆になっても
あの頃の姿のままで
君を待ち続けているの・・・
伝えたくて
伝えられない
もどかしさで
蒼い涙を
ひとつ、またひとつと
夢の中に落としながら・・・
by幻想師キケロw