水影 | 梟霊のブログ

梟霊のブログ

適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

水影



僕は、強くは、ない
死ぬことばかり考えて
逃げ出したい
と、いつも怯えながら世界を見ているから
でも・・・
背中に差し込む日の光はとても暖かくて
優しく、さすってくれているようで
いつも安心できるんだ
それを
いつだのころだっただろう
水面の影として見ていた
その姿はまるで
死という文字に
生きるという文字が
よりにもよって
背中に寄りかかっているんだ
まぶしく
まぶしく


普通は逆なんじゃないかな・・・
って、誰に突っ込んでいるんだろう
大きな体は、小さな心には広すぎる
暗がりばかりが延々と続き
冷たくもない水の中を
進み続ける
差し込む光はどこにもない
なのに、ずっと
ずっと昔から
誰かが傍らで支えている
腕に絡みつき
背中をゆっくりと摩る
君は誰?
君は誰?
だけど、このままじゃ
それすらも判らない
解らない
だから、いつの間にか持っていた
木の棒に
勝手に付いた燈火を高く
高く掲げたんだ
でも、誰もいなくて
また悲しい気持ちになる
でも、たまたま俯いた先に見えたのは
色鮮やかな煌めきに包まれた人の姿
どちらが表なのか裏なのか
区別がつかなくなって
僕は、空を見上げた
冬の終わり
ぼやけた月が
堂々と山の上に座り
どこぞの爺さんのように
笑っていた夢の、中・・・
目覚めた先の雨音に
薄暗い部屋の中で悟ったのは
夢もまた現実の欠片であったことだった





by幻想師キケロw