愚者の楽園
最果てに居る貴方を
愛し続ける
諦めろなんていわないで
馬鹿阿呆なんていわないで
だって、其れが
私だもの
私の、愛だもの・・・
鐘は鳴るの?
いつまで?
どこにでもある飛行機雲
夕空に染まり
もう一枚のそれに影を落とす
淋しそうな横顔に
話を逸らした私の愚かさは
それだけ、受け入れたくない真実だったから
だってそうでしょ?
指輪も接吻(キス)だってまだなんだよ?
なのに、貴方だけ先に行くなんて
どんなに言い訳を並べて
衝撃を和らげようとしても
突き破ってしまうんだ
運命で片付けようとする貴方
一生懸命で引き止める私
諦めと頑固がぶつかって
美しい空に
響き渡る騒音は
おそらく雷よりもずっと・・・
五月蝿いものだったかもしれない
小さな
小さな
額縁に収まった笑顔
そこの隣に収まった花
不可思議な気配がそこに佇んで
しっとりとして
それでいて
なんとなくさっぱりとした
空間が一つ
小さな
小さな
箱に収まったアルバムと
あなたが詰まったデジタルカメラ
そして、仲直りと言って
お互い納得して回した
百円の小さな指輪が二つ
大掃除のときでも
其処だけは
なんとなく変えたくなくて
そのままなんだ
埃だけは、取り去ってしまうのだけれどもね
夢と希望、そして現実がそこで手をつなぐ
小さな楽園
一途な愚者、の楽園なんだ
by幻想師キケロw