眼差し(陽) | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

眼差し(陽)
 
 
 
 
 
老いた母がよく言っていた
人の目を見れるようにしなさいと
 
老いた父がよく言っていた
人の目を見れる人になれと
 
世間体ばかりを気にしてと
いつも頬を膨らませていた
幼かった私
初めて、その意味に気がついたとき
大切な人はもう居なくて
どこを見渡しても
さっぱりとした青空だけだった
嬉しさの果てに悲しさが
喜びの果てに後悔が入り乱れ
ありがとうの笑顔と、嗚咽交じりの涙が
まっしろな
まっしろな
ウエディングドレスを
うっすらと青く染めたんだ
 
みんなの眼差しが眩しくて
みんなの祝福が眩しくて
赤い道を歩きにくくさせる
そんな私を支えてくれる
あなた、と瞳
あの扉の向こうにはきっと太陽がある
小さく、擦れた声の頷きは
一つの物事の終わりを告げて
一つの物事の始まりを鳴らした
 
ねぇ・・・見てる?
お父さん、お母さん・・・
私、こんなに大きくなったよ
私・・・
こんなに幸せになったよ・・・
 
天空の一点から
動かない太陽と雲が
まるで相槌を打ってくれているように
思えた
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw