鬼ごっこ
冬
疲れた身体に
風呂の湯船の熱さが
チクチクと…
てくてくと…
痛み入る
ぼぅっと、天井を眺め
滴り落ちる水音と
窓の外より幽かに入り込む風と雪とのはしゃぐ声を
じっくりと聞きまして
虚ろに閉じた瞳の先で
あの頃の
大人を見上げたあの頃の
君と戯れた思い出に浸るのです
そういえば、必死に追い掛けた大きな背中は
いつの間にか小さな背中を
目で、追い掛けるようになったなぁと
しみじみと、遠くなる笑い声と共に感じるように
なりました
私はいつ
未来に触れて
いつから過去を、ゆっくりと追い掛けるようになったのでしょうね?
by幻想師キケロw