帰らない黒猫 | 梟霊のブログ

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帰らない黒猫
(′・ω・)第九話、大きな黒猫、小さな黒猫(そのよん)
 
 
 
 
 
「弥勒君、入ってもいいかな?」
「あ?わりぃ。妹が、面白かったんで忘れてたわ。黒ならこの部屋のソファーに寝てるから適当に構ってやって?ついでにチビも。」
「ありがとう。じゃ、おじゃましまーす。」
「おっじゃまー。」
「帰れサム!!」
「え!?」
「お前が居ると、・・・・その、なんだ・・・。」
「なんだよー、紅くなるなよー親友だろぉ~?」
「首をへし折りたくなる・・・(小声)」
「・・・・・・。」
「あ~もう、さっさと家ん中はいってよ!暑いんだからさぁ~。おっじゃましまーっす。」
「おう、入れ。あ、部屋、二階だから。二階の一番奥。」
「わかった。っとその前に、ロック。」
「ぁん?」
「猫見てからそっちいっていい?」
「おう、好きなだけいじれ。」
「やったー、めぐ!一緒に癒されよう!!」
「うん、そだね。りっちゃん、いこ?あ、妹さん。はじめまして。前川めぐみって言います。お世話になってます。」
「あー、いーよいーよ。そんなアイサツこいつにしなくても。つかさっきから黙ってるけど、そろそろチビ、離してやんないと・・・カリっとくるぞ?。・・・・。おーい、聞いてるのかぁ~、ん~。なんで固まってんだ?リコ?・・・・・・・。無視してどうぞ。」
「あ・・・、ども・・・・。」
「ねぇ、めぐ。」
「なに?」
「このこ飛んじゃってるけど、大丈夫なのかな?」
「ん~・・・、大、丈夫?なんじゃないかな?りっちゃん。」
「まぁ、でもどかさないと、会えないよねっと!よっし、んじゃ、ご対メーン!!」
「メーン!」
この部屋の外でのやり取りが、かなり賑やかになったのは確かだが、まさか、この二人がくるとは思ってもいなかった。私は、そそくさと物陰に身を隠し様子をひっそりと窺っていた。置物をどかすように、妹を、寄せた。後、目を輝かせて入ってくる。チビは、鈴のように、妹とセットで寄せられたようだ。運の良い子だ。
「あれー?ロックぅー?」
「んー?」
「黒ちゃん居ないよー?」
「あぁ~、そういう時は、カーテン裏見てみなー。」
「・・・・・・・・・!?。(な!?、馬鹿、どうしてバラした!)」
「あ!いたいたー。ロックぅ~サンキュー。」
「りつー。」
「なにー?」
「あんまり、いじめんなよー?」
「は?何それ!ひどーい!いじめるわけないじゃん!かわいがるんだよ!?」
「この前、それで円形やったんだからなー?」
「りっちゃん、黒ちゃんの毛、むしったの?」
「ちょちょちょちょ!?メグそれはないから!ね!?いやまじで!!そんな引かないで!!悲しくなるから!!」
そう言いつつも、じわり、じわりと近寄ってくる。私は、身を低くして、何時でも抜け出す体勢をとった。やがて、ゆっくりと不気味な笑みを浮かべた顔と異様なオーラを放つ手が近づいてきた。
「今だ!!」
全身に、全ての力を込めた駆け出した。
「とう!!!逃がすかぁああああああああ!!」
それを、読んでいたとでも言うような、見事な捕縛劇。
「ねぇ、りっちゃん。」
「なにぃ~メグぅ~?」
「りっちゃんってさ、時々、猫より反射神経いいときあるよね・・・・。」
「えぇ~?そうかな。普通だよ、フツー。フフッどーよ黒スケ、やっぱり逃げられんじゃロー。ハッハッハッハッハッハ。」
「ウ~、フー!!」(離しやがれ!!)
「悔しがるな、悔しがるな!ハッハッハッハッハッハ。」
「りっちゃん、怖いよ・・・。」
私は、彼女にあっけなく掴まり、ぎゅうぎゅうと硬い胸の中に閉じ込められた。