始まりと、きっかけ
始まりは、単純
手が伸びて
走り出すから
きっかけは突然
思いがけず
足が止まり
見つめてしまうから
暗闇にある
青白いパソコンの画面と
赤や白、色鮮やかに浮かぶ
私の顔
眠れないの
あなたが居ないから
眠れないの
明日が怖いから
そして
この中にきっと
きっとそう・・・
どこか素敵な場所に行けると
想っていたから
ふらふらと
迷子のように歩き回った
この仮想世界も
現実も
たいして変わりがないと想う
出会いを求めてきたり
騙そうと巧みに歩み寄ってきたり
その度に逃げて
ひっそりとまた
覗き込む
破裂しそうな鼓動を押さえ込みながら・・・
不意に浮かぶ
幸せを噛み締めて
偶然・・・
聞こえた
いや、見かけた
ただの詩
それが、なんとなく
私の心に足跡を残していった
次の日
その人の詩を
またなんとなく眺めていた
その次の日も
また、次の日も・・・
理想ばかりを唄って
少しイラつくのだけれども
時々
なにかを奮い立たせるような
時々
思い出させてくれるような
不思議な文字が
刻まれている
止まることなく
同じ形ではなく
風のように自由で
それでいて
どこか、私に似ていると思えた
だからかな・・・
いつの間にか
私の足跡を
一つ、二つと
残したんだ・・・
始まりは、単純
手が伸びて
走り出すから
きっかけは突然
思いがけず
足が止まり
見つめてしまうから
by幻想師キケロw