名前
君の名を呼んだ
幼い私が
考えられる全てを込めて
君の名を、呼んだ
夏の終わり
陽炎の向こう側に立ち
ゆらゆらと溶けながら
笑って手を振ってくれた
また、来年と言う言葉と共に
私は、待った
次の年も
またその次も
いつまでも
君と別れたその場所に
立っている
君のあの影が薄れるたびに
より強く
より確かになる
紅い糸
あぁ、今日も来ないな
あぁ、今年は会えなかったな
そんな日が積み重なって
ある時、気がついた
来ないのなら
私から会いに行けばいい
君の名を呼んで
驚かせてやろう
大きくなった私を
あの瞳に映してやるんだ
と・・・
by幻想師キケロw
少年のこころと繋がる唄です。
名前とは不思議なもの。縁という流れに乗るための、いわば一つの通行証。