風穴
問いただしても
問いただしても
俯いて
応えない
頼んでも
頼んでも
空を眺め
応えない
感動も楽しさも
誰かが開けた
風穴に吸い込まれ
虚しく駆けて行く
この空に果て等在るものかと
希望的観測で叫ぶものが居ても
そのときの私なら
必ずこう応えるだろう
空に果てはある
無限に見えるもの全てに
終わりは必ずある
無限と言う夢のような言葉を使えるのは
生きている内に届かないことを
知っているからだ
何もかもつまらない世界には
いつも鳴り響く
乾いた風の音があり
そしてそれが
私の涙を
奪い去るのだ・・・
by幻想師キケロw