小石
蹴り上げて
歩く・・・
蹴り上げて
歩く・・・
この小石が
多分、この世界での私
誰かのせいにして
逃げては立ち止まり
また逃げては
立ち止まる・・・
アスファルトから
土手に転がって
見失う
どうでもいい小石
ただ、なぜか暫く探してしまう私
この世界でも
同じだろうか・・・
ふと、考えて
くの字に曲げた腰を
真直ぐに直し
夕暮れ時の
仄かに紅色の空を見つめた
車の音を除いてしまえば
とても、静かな居心地だった
何処かへ行った小石も
きっと同じように思っているだろうか
ぼろぼろになった体を震わせて
一点に、あの雲を眺めているだろうか・・・
by幻想師キケロw