砕けた果実
小さな硝子の塊が
誰かに壊されて
必死になって寄せ集め
本気で泣いていた
眩しい過去が
今の暗い影に映し出された
大声もだせず
殴りかかることもできず
アスファルトに叩き付けられた
砕けた果実のように
集めようとも思わない
過去を見つめる自分が
なにかが燃え尽きた
灰のように
思えた・・・
憎しみで歪む顔より
悔しさで沈む顔になろう
嫉妬で握り締める拳より
自由を探す掌になろう
怒りに染まる心より
静かに愛でる想いをつくろう
大きな岩の片隅に揺れるスミレから
空耳だろうか
そう、私をさとす唄が聴こえた
私の目に映る
一面の灰の野原が
一瞬、花で埋め尽くされた
だがゆらゆらと消えていった・・・
いつしかそれを夢と呼び
孤独な足跡を付けながら
進み始めた
by幻想師キケロw
スミレ:花言葉:慎み深さ
スミレ(ピンク):愛
スミレ(紫・白):ひそかな愛
スミレ(紫・白):ひそかな愛