白の純、紅の絆
私が愛を語れないことを
君は、笑って否定した・・・
私が
恋を捨てたことを
君は、不思議そうに拒絶した・・・
私を映すその瞳が
あまりにも素直で
澄んでいて
つい、意地悪したくなってしまうのだという
その心の裏に
なにを抱え
抱きしめようとしているのか・・・
捻くれたこの身では
理解することができなかった
あぁ、紅い糸というものが
見えていたのなら
この込み上げる悲しみも
愛おしさも
本物であると
証明・・・
なにより
自分自身に
言い聞かせられるのに・・・
今、君へ覗かせるこの笑顔だって
もっと、もっと・・・
私が、愛を求めていないことを
君は、無言で理解している
私が恋を知っているということを
君は、乾いた言葉で包み込み捨ててしまう
その瞳の奥の震えた輝きを見つめれば
うっとうしいと言葉では言わなくても
静かに閉じてしまう
その背中に
何を背負い
どこを目指そうとしているのか・・・
臆病なこの心身(カラダ)では
とめることができなかった・・・
あぁ、この想いがあの雪のように
純粋なものであったなら
その影に怯えることも
迷うこともなく
真直ぐに君の名前を
呼ぶことができるのに
躊躇いもなく
飛び込んでいけるのに・・・
今、君の背を見守るこの状況だって
もっと、もっと・・・
君が何を思うのか
私自身が何を想うのか
それさえ知っていればなんて
都合のいい言い訳で
どれだけの人生を無駄にして
いくつもの人生を捨てたのだろう
今このときも
そして昔から未来へ
紡ぐことのできる笑顔が
失われていく様を
見て、居る、にもかかわらず
放り投げていく
私たちは・・・
どんなに都合のいい解釈をしたところで・・・
人でなしに、変わりはしない
のかもしれない・・・
by幻想師キケロw