銀の笛
描き出すは、言葉の列
作り出すは、人の心
創り上げるは、人の願い
私の詩は
名も無き詩
誰かのささやき
他人のたわごと
されど、今一時ばかりは
何も言わず
何も考えず
静かに、眺めたまえ
もしも、私がアナタを好きになったなら
私の手はきっと
背中にある
繋ぎたくても繋げない恥ずかしさ
けれども
それを乗り越えたいと悩んでいる
それを見られたくなくて
背中に手を置くのだ
もしも、君が私を好きだといってくれたなら
私の心は、きっと・・・
アナタの胸の中にある
嬉しさと悲しさの入りまじる不安を
そっと温めて包んでほしいから
甘えた顔を見られたくなくて
君の胸の内に隠してしまうのだ
もしも、私と君が
頬に涙を伝いながら抱き合っていたのなら
私の願いはきっと
大空のどこかにある
太陽の輝きよりも
月の美しさよりもずっと
遥か天空で嬉しそうに笑っているのだ
なにも隠したくてそんなところに居るわけじゃない
溢れ出た欠片が
自然と其処に集まっただけ・・・
もしも、私と君が
片方が笑い、片方が泣いているとしたのなら
私の思いはきっと
他でもない
君の中にのみ存在する
その反対だとしても
同じ
同じ・・・
幸せの中で眠り
悲しみの中で振り返る
温かな思い出は
おそらく
世界中の数多の花のそれよりも
美しく咲き誇っていることだろう
それが叶わぬ時は
来世に願いを紡ぎ
いつかまた誓おう
君のために
私自身のために
愛しき物語を歩むことを・・・
この詩に名は無い
これに触れたものが
私を描き
君を創り出す
これを読んだものが
私を奮い立たせ
君を慎ましく歩ませるのだ
詩はこころ
こころは詩
映し出すもの全て
人の数だけ存在する
by幻想師キケロw
タイトルとこの詩の関連性
それを想像するのも、また楽しいことだよw