死を望むもの
死を望み
死を受け入れる
そう、自然に抱かれ
自然を望むことに等しい
と、考えている
どんなに死にたいと願っても
私は、その場凌ぎでしかない事を知っているし
急いでも
何も始まらず
ましてや、残されたものに
深い悲しみを背負わせる
そうさせるくらいなら
その感情を押し殺し
笑っていよう
そよ風に揺れる
あの花のように・・・
自分の中で
決め事を創った
未だ、大人の意味も理解できぬ
子供の頃のこと
死を望みながら
私は、笑い続けている
涙すら
偽りに変えて
言葉すら
仮面に変えて
生きていくことの苦しみを
白い宇宙に書き綴る
死にたいと
死なせてくれと
死を求めて
山奥に入れば入るほど
その瞳に飛び込んでくる
輝きに
目を眩ませる
あぁ、美しい
美しい、美しい
溢れ出る命の泉が
私の熱を緩やかに冷やしてくれる
目の前に
常に経つ
死が在るにもかかわらず
自然と言うものは
それ以上のものを語りかけてくるのだ
枝先は枯れ
葉を食われ
花は萎れても
それでも生きている限り
光を求め続ける
あの姿は
きっと誰のものにも
手本となることだろう
ならば、生きよう
この私も
生きて
その光を見続けよう
苦しくとも辛くとも動けぬ彼らとは違い
動き、和らげる術があるのだから
by幻想師キケロw