雨の語り人 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

雨の語り人
 
 
うっすらと瞳を開いた
蒸し暑さに耐え切れず
夜中のいつだったかに開けた窓から
ひんやりとした風が
全身を包み込む
あぁ、今日も生きるのかと
天上に手を広げ
大きく息を吸って
吐き出した
 
サラサラと雨の音が聞こえる
何もしたくない休日の朝
巡る嫌な記憶が
私を、苛つかせる
なんど、枕に顔を沈めた事だろう・・・
けれども
消えてくれないそれは
あの虫よりたちが悪い
あぁ、忘れたい
全て、全て忘れ去ってしまいたい
そしてもう一度、始めたい
叶わぬ願いが
想いを火照らせて
夢に誘う
 
カチコチカチ
コチコチカチ
コチカチコチ
カチコチコチ
 
雨の中にいた
小さな東屋の真ん中に
寝そべっている私
首だけを動かして
周囲を確かめる
知らない森
知るはずの無い森
雨が降りしきる音以外は
とても静かで心地よい、森
あぁ、気持ち良い
洗われている様・・・
なんだろ、この感覚
不思議だ
 
雨は、時計の音のように
同じではない
強く降ったかと思えば
次第に弱くなったり
かと思えばゆったりと降り続いたり
突然、休んでしまったりと
ずいぶん気まぐれだ
ただそれが
何かの物語を、語りかけているようで
楽しいと思えた
まるでそう
恋人の膝の上にいるような
そんな気分になってしまう
幸せな音
あんなにも濡れて
泣いた雨なのに
今このときだけは
どうやら、好きなようだ
 
東屋の天井は、淋しげに
私を見下ろしている
流れ去っていく、淡い光と大気が
気まずそうにそれを見守っている
でも、私は今
微笑んでるんだよ
笑顔なんだよ
もう一度この瞳を閉じてしまえば
どうなのか判らないけど
今は
間違いない
心の奥底から
笑っている
静かに
静かに
だからきっと
本当の世界の私も
笑っている頃じゃないかな
だって
こんなにも素敵な夢
なかなか見られるものじゃないよ
ふふ
誰が見せてくれているのかは
知らないけどね
 
震えと同じく
目覚めた
憂鬱そうな天井が
今頃起きたのかと呆れている
それもそうだ
部屋がやけに暗い
あぁ、結局はこうなってしまうか
一人、苦笑いを浮かべ
立ち上がる
ふと、気になった窓の外
さっと、カーテンを寄せて
見渡せば
いくつかの水玉に星が映り込み
月が、銀よりも一層白く輝く空が在った
晴れ渡った心がそれを
幾度となく飲み干し
いつの間にか
明日と言う敵に
刃を向けて
走り出していた
強く、強く
この現実を蹴り上げて
 
 
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw
 
応援詩
え?誰にって?さぁ、見てくれる人全てじゃない?w
夢を夢で終らせる人が多い人生で
俯いてる人は、決して敗者と言うわけじゃないと想う
だって、生きていまだ歩き続けているから
敗者って言うのは、
きっと、いろんな理由をつけて
逝ってしまう人のことを言うのだと想う
これって
私の、偏見かな・・・・