一つ
静かな部屋の真ん中に
何気なく座り
遠くの山々を見つめる
じっと、ぼうっと
しっかりと
おもむろに
手を動かして
大気を感じる
ひやひやと
さらさらと
髪と肌で風を受け止めて
下半身は大地を感じている
鼻からは、微かな古木の香りが出入りし
口は、命を吸い込んだ
耳を澄ませば
どくん、どくんと生きる時間が刻まれ
ココロを研ぎ澄ませれば
私は、ここではないどこかへ
一つとなるべく
旅をしていた・・・
by幻想師キケロw