黄昏に輝く暁の明星
甘い囁きはいつもそう
君の恋歌
誰もいない校舎のどこかで
淋しげに囀る鳥のように
細く細く、透き通り
流れている
僕は恋でもしているのだろうか
ひとり悲しげに歌う君へ
未だかつて交わしたこともない
その言葉でも
親しくしたわけでもないのに
君を慕うのだろうか
あぁ、なにかこう
如何わしく
黒いものが私を包もうとしているよ
どこからか
何かへ嫉妬を促しているよ
君とは違う君の姿が
赤赤と燃える太陽の横で金色に輝いている
それは呪われたダイヤモンドのように怪しげに輝き
僕の心を奪う
君は歌う
その星の名前を知っていますか?
その空の名前を知っていますか?
私は彼の名前を覚えています
かつて
大空をそれはそれは美しく飛んでいた
かの天使に付けられた名前
黄昏に輝く暁の明星
今はこの地深く
私の子守唄を聞いて眠っている
泣かないで愛しい子
泣かないで美しい子
あなたはまだ、大空を舞う翼を
失ったわけではないのだから・・・
僕は見つめる
僕は重ねる
細い細い銀の糸へ
ゆっくりと足を乗せた道化師のように
淡い恋心を信じて
君の元へ
ふらふらりと
近付いていく・・・
なぜだかわからない
ぎゅっと抱きしめたくなったから
by放浪のキケロw