悪夢
時が止まる
午後の一時を
あなたはどうして
憂鬱そうに眺めるのだろう
まるでそこに
在りもしない何かがいるように
語りかけ始めるのだろう
誰にも聞こえぬ声で
誰にも見えぬ涙を流し
高い、高い場所から
ずっと下を見つめ
本物の涙を二、三粒落とす
それは突然
一陣の風に姿を暗まし
私を奈落へと突き飛ばし
途方に暮れる夕焼けを見せつける
赤赤と大地を染めて
あの太陽と同じように
同じ顔で見上げ、力なく見つめ
悲鳴すら、言わせないつもりなのだろうか
この悪夢は・・・
なんども、なんども
あざ笑うかのように見せつけているというのに
by暗洛のキケロw