見えない心 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

見えない心
 
 
空を見ていても
大地を眺めていても
人の気持ち
人の思い
そして、願い・・・
その全てが
風のようにどこかへ吹き抜けて
消えてしまう
僕らに残されたのは
あの・・・・
あの雲のように
ふわふわと浮かぶ
其処にあって触れることも掴むこともできないもの
どうすれば
あの雲に僕は乗ることができるのだろう
知っていても
否定してしまうこの鼓動が
僕の心とは裏腹に
空へと、手を伸ばした
 
飛び立てるのだろうか
この大地を捨てて
潜れるのだろうか
あの空に背を向けて
何かを得るために
同じだけの大切な何かを払い
人生という限られた道筋を
自由に描くための筆を持ち
進む
だけど、欲張りな僕が
腕いっぱいに花を携えて行けば
その先で待っている
無垢な君が
暗く俯いて泣いている
ただ一言
駆け寄った僕へ
どうして傍にいてくれないの?と・・・
喜ばせたいと思った
笑顔が見たいと思った
だけど
君から離れたほんの一瞬で
ほんの束の間で
とても、とても遠くに君は逝ってしまい
追いつこうにも
この花束が邪魔をして
悔し涙が邪魔をして
君の前へ立つことは
出来なかった・・・
永遠に叶うことも無かった・・・・
 
何かを願い
誰かを想い
そして、一歩踏み出してみれば
そこは行き止まり
考えて
考えて
どうして、行き止まりなのか
その先にはいけないのか
考えて
考える
あの時の僕は、何かを間違えてしまったんだ
きっと君が喜んでくれると思ったんだ
でも君は、片時も離れたくなくて
大丈夫と告げた僕の背を眺め
寂しそうな顔をしていたに違いない
そうして、僕のいない一瞬で・・・
地面に広がった花びらに
冷たくそよぐ静かな魂歌
笑わない顔は酷く冷め切っていて
僕の心を切り裂いた
泣き叫んだところで
舞い戻るわけでもなく
木陰にぽつんと佇む石と名になるだけ
それは余りにも無常で
余りにも無言で
余りにも見えない心
たった一人で、これから
どう生きていくのだろう・・・
泣くこともできなくなった瞳は
涙の代わりに
何処までも
何処までも続く
あの青空を映していた
 
【知っているかい?
この美しい空も
実は、大きな大きな仮面なんだよ?
月というダイヤモンドや
星星の黄金やルビーなんかを
僕ら人間の強欲から守るために
神様が作った
大きな仮面なんだ
ほら、観てご覧
あの太陽が、宝石たちを守る竜の化身・・・】
 
思い出に笑う君が
あの青空のむこうで
巨大な竜の翼に守られて
安らかに眠っていることだろう
残念ながら
僕には、この竜を倒すことも
従えることもできない
君をこの手に取り戻すことができない
ただずっと
ずっと・・・
幸せそうな夢を見る君を見上げ
見守ることしか
出来ない・・・
後悔という大きな海に漂いながら―
 
 
 
 
 
by銀翼のキケロw